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連載企画:健康住宅・掃除がラクな家の構想案

保護剤の知識(予防掃除) /第1編第2章ー4掃除方法の決定 その4 … 2.4-4 

 

 

  

 
● 2.4-4 保護剤の知識(予防掃除)

掃除後に保護剤を施工することで、汚れの再汚染防止や付着後の掃除をラクに行うことができる。保護剤の条件としては汚れがつきにくく、付着した汚染物質を容易に除去でき、併せて保護膜そのものが容易に再生できる物でなければならない。保護材の種類はとても多くその性能も多種多様であり、施工には専門的な知識と技術が必要とされるものが多いため、一般家庭で居住者による使用は比較的少ない。これらのことからも、一般的にはあまり知られていない保護剤であるが、ビル清掃などプロの現場で使用される床維持剤を例に紹介する。

 

(1) 床維持剤
保護剤の代表的なものは、床面に使用する床維持剤(ワックス)などあるが、施工によってはかえって汚れを抱き込んだり、保護膜の劣化を生じて見苦しくなるので、保護剤についても洗剤類と同様に十分な知識が必要である。
床維持剤を塗布すると連続した薄い皮膜ができる。この皮膜ができることで次の効果が得られる。
① 床の磨耗と損傷を防ぐ
② 床の美観を高める
③ 汚れの付着を防ぎ、付着した汚れの除去を容易にする
④ 床掃除の作業性を高める


1)床維持剤の分類

   

 

この他にも様々な製品が毎年新発売されており、塗布して乾燥させるものから、紫外線を当てることで硬化皮膜を形成するタイプのものまでと多種多様である。床維持剤の分類の中の、フロアポリッシュをさらに分類してみると次のようになる。
   

フローリングなどで使用される、市販の家庭用床維持剤(通称:ワックス)の代表的なものは、フロアポリッシュの水性でポリマータイプの樹脂ワックスが主流のようである。

2)床維持剤施工例

例)フローリングのワックス施工手順 (*掃除の専門業者によるフローリングのワックス施工例 写真は有限会社ベスト)

   

例)フローリングのワックス施工画像

   

 

古いワックスはうっすら黒っぽく、歩行などの磨耗によりワックスが剥げた所との色の違いで、床全体が汚れて見える。

水色のテープを境に、左側の床を掃除した後、ワックスを塗布した画像。テープ右側はワックス施工前の状態。

床全体のワックス施工

水色のテープを境に、上部の床を掃除した後、ワックスを塗布した画像。

床全体のワックス施工

 

 

 次回は、「掃除の方程式と基礎知識を使った、汚れ除去の一例」を紹介する。

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