掃除がラクな建材(素材)を使用する - 掃除がラクな建材選びのポイント /第2編 第三章 ー1
3.1 掃除がラクな建材選びのポイント
住まいの掃除対象となる汚れは、主に仕上げ材となる建材表面に付着する。そして、住まいに使用されている建材には、掃除のラクな物と大変な物があり、家全体で掃除のラクな建材を使用するだけでも「掃除がラクな家」になると予想できる(*ここでいう建材とは主に仕上げ材のことを指し、建材の中には住宅設備なども含まれている)。汚れは平滑ち密な表面には付着しにくく、付着しても除去しやすいが、孔隙や凹凸が多くて粗い表面には付着しやすく、付着すると除去しにくい。そして、汚れ除去には水を使用することが多いので、水に耐える材質のものは掃除がラクといえる。
このことからも、掃除がラクな建材を考えた場合、化学的性質としては耐水性や耐洗剤性があるもので、物理的性質では表面形状が平滑密で凹凸が無く、硬く、吸水性のない建材は汚れにくく掃除もラクであることがわかる。(第一編・第二章 住まいの掃除の基礎知識 2-1建材の知識・参照)ただし、このような汚れにくく掃除がラクな建材は、音響効果や保温などに不都合があるものが多い。
これらを踏まえて建材の選択に入るのだが、しかし、住宅に使用される建材の種類や販売されている商品数はかなり多く、どのような建材を選べば掃除がラクであるのか迷うほどである。そこで一つの目安として、掃除がラクになる法則をもとに、掃除がラクな建材選びのポイントを挙げてみた。次に記す3つの内容に1つでも多く当てはまる商品(建材)は掃除がラクということになる。
① 汚れにくい対策がしてある商品
(構造やコーティングにより防汚対策がされているなど、汚れにくい商品を選ぶ)
② 凹凸が無い又は掃除がラクな凹凸をしている
(凹凸を無い又は使用場所や形態が工夫されていて、掃除がラクな凹凸をしている商品を選ぶ)
③ 掃除のことも考えて作られている商品
(商品の掃除方法の説明や、掃除がラクになる工夫がされている商品を選ぶ)
○注 揮発性化学物質が含まれている建材をできるだけ使わないようする
室内に使用される建材には、ホルムアルデヒド放散量の等級が表示されている。自然素材や放散量の少ない材料を使用するなど、シックハウス対策も併せて行うと良い。
3-1.1 選出項目はハウスクリーニングメニュー
今回は数多くある建材の中から、汚れやすく掃除が大変な場所に、掃除がラクな建材を選出していく。しかし、実生活の中で何所の掃除を日常的に行うべきなのか?汚れやすいのは何所なのか?掃除が大変な場所とは何所なのか?・・・その問題の答えは、掃除業者のハウスクリーニングのメニューにでている。
作業メニューは居住者などの依頼から構成されているものであり、メニューの数だけ掃除に対して問題があるということになるからである。メニューとなっている各所に「掃除がラクな建材」を使用することで日常生活に伴う汚れ対策となる。このことからも、掃除業者のハウスクリーニングメニューをもとに、クリーニングの需要が多いメニューから順に、掃除のしやすい建材を選ぶことにする。
これらを踏まえて建材の選択に入るのだが、しかし、住宅に使用される建材の種類や販売されている商品数はかなり多く、どのような建材を選べば掃除がラクであるのか迷うほどである。そこで一つの目安として、掃除がラクになる法則をもとに、掃除がラクな建材選びのポイントを挙げてみた。次に記す3つの内容に1つでも多く当てはまる商品(建材)は掃除がラクということになる。
① 汚れにくい対策がしてある商品
(構造やコーティングにより防汚対策がされているなど、汚れにくい商品を選ぶ)
② 凹凸が無い又は掃除がラクな凹凸をしている
(凹凸を無い又は使用場所や形態が工夫されていて、掃除がラクな凹凸をしている商品を選ぶ)
③ 掃除のことも考えて作られている商品
(商品の掃除方法の説明や、掃除がラクになる工夫がされている商品を選ぶ)
○注 揮発性化学物質が含まれている建材をできるだけ使わないようする
室内に使用される建材には、ホルムアルデヒド放散量の等級が表示されている。自然素材や放散量の少ない材料を使用するなど、シックハウス対策も併せて行うと良い。
3-1.1 選出項目はハウスクリーニングメニュー
今回は数多くある建材の中から、汚れやすく掃除が大変な場所に、掃除がラクな建材を選出していく。しかし、実生活の中で何所の掃除を日常的に行うべきなのか?汚れやすいのは何所なのか?掃除が大変な場所とは何所なのか?・・・その問題の答えは、掃除業者のハウスクリーニングのメニューにでている。
作業メニューは居住者などの依頼から構成されているものであり、メニューの数だけ掃除に対して問題があるということになるからである。メニューとなっている各所に「掃除がラクな建材」を使用することで日常生活に伴う汚れ対策となる。このことからも、掃除業者のハウスクリーニングメニューをもとに、クリーニングの需要が多いメニューから順に、掃除のしやすい建材を選ぶことにする。
次回は、第三章 -2.掃除がラクな建材の詳細 (掃除がラクな水廻り) を紹介。